世界一アツいツアー!ダナキル低地!!前半戦

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ラリベラから、一路北へ。
ローカルバスとミニバスを乗り継いで来た街は、メケレ!
一応書いとくと、
ラリベラ~ウォルディア(ローカルバス3時間62ブル)
+ウォルディア~アラマタ(ミニバス2時間30ブル)
+アラマタ~メケレ(ローカルバス3時間60ブル)でした。
今回は全くハプニングなし!むしろ接続がよすぎてラッキー!!

さて、メケレという街自体は大してやることはないのですが、
わざわざ遠いココまで来たのは、世界一アツいツアーに参加するためなのです!!

ではでは、そのツアーについて書いてみます!!
まず、ツアーの申し込みは、K.G.Tours&Travel Agencyというところで申し込みました。
(基本そこしかないのでは?ロンプラに載ってるところ)
3泊4日のツアーなのですが、
最初は、5人以上で1人あたり500USD
    7人以上で1人あたり450USD、
   10人以上で1人あたり400USDと言われていました。
なかなかのお値段ですね!
でもエチオピアで一番行きたかったので、即決し、仲間が集まるのを祈りました。

その時点では私が5人目だったので、500USD。半額の250USDを支払います。
そして当日言われたのは、『合計5人。あと200USD払って』。
『ん??』
安いぞ、これは勘違いしているのでは??と思いながらもとりあえず支払います。
帰ってから請求されるのかと思ってました。
(他の参加者は、私以外の2人は450USD、他の2人はなぜか500ユーロでした。
 この差はなんなんでしょうか。2万円強の差です。)

さて、世界一アツいツアーのメンバーとしては、
・ガット 
 ドイツ人、73歳。
 3年前にハーフの鉄人レース完走。40代の頃はマラソン2時間40分。
 アフリカ旅行に慣れまくってます。元体育教師。熱血おじいちゃん!って感じです。
・アムノン
 イスラエル人、62歳。元エンジニア。趣味はマウンテンバイク。
 奥さんを先にイスラエルに返してまでツアーに参加するツワモノ。
・フランコ
 イタリア人、65歳。元教師。
 旅に関してはエキスパート、イタリアの旅行会社で、ツアーリーダーとして、
 よく無料でツアーに同行しているようです。
・カンビット
 イタリア人、40歳。ビジネスマン。
 趣味はランニング。医者の彼女がおり、その彼女とよくアフリカへ。
 フランコとは旅仲間。

プラス私。年齢層マジ高いんですが、彼らは全員エリート旅人。
しかも、みんな運動好きで、なかなか面白そうなメンバーです。
そうそう、ツアーに行くたびに感謝するのが、名前。
すぐに覚えてもらえます。YOUとYUでよく混乱するのですが笑
両親に大感謝ですね!!

メケレからは、2台に分かれ、4WDに乗りこみ、一路ダナキル低地へ。
そもそも低地というのは、海抜がマイナス100m超だからということなのですが、
その土地でしか見れないモノがたくさんあるツアーなのです。
ワクワク!!!

ちなみに車はトヨタ!エチオピアでは日本車が大活躍してます。
ドライバーも、
『トヨタは長い間乗っても壊れないし、砂漠を走っても平気だし、最高だ!』
と言ってました。とてもうれしい!!

最初はアスファルトなのですが、途中からはダートに。
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記

このあたりは、現在あまりやることのなくなった軍が道路を作っているとのこと。
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記

まだ建設中なのですが、2年後にはちゃんと走れるだろう、と。
2年後のツアーはもっと楽なツアーになるのでしょう。

ガタガタ道を抜け、村で昼食(エチオピアの国民食インジェラ)をとり、
さらにガタガタ道を行くと、ラクダの隊列が。
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記
彼らは塩を運んでいます。(これについては後述)

途中の村で、コックを乗せ、警官を乗せ、レンジャーを乗せ、
ドラクエの仲間集めみたいですね。
この時点で結構な大所帯です笑

そして更に3時間ほど走り、ついに宿のある村、ハマデラに到着!!
今日の宿はコレだ!!
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記
『むむむ!?!?』
このベッド、アツすぎる!!
傾いてます。寝れるのか。屋外なのか??
と疑問は尽きません。ワンダフル!

ちなみにこの時点では太陽が出ており、温度もめちゃくちゃアツい。
メケレは標高2600mくらいなので、ハマデラ村の-100m程度と比べると大変な差。
暑すぎて何もできません笑

それでも子どもたちは無邪気にサッカーしてます。
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記
地面は砂利。砂漠で砂埃の舞う中、サンダル履きか裸足で、
元ボールだったものを必死に追いかけてます。たくましすぎる!!

しばらくぼけーっとして、日の入りでも拝もうかと思ってたら、
ランニング趣味のカンビットが、『ランニングしよーぜ』と言ってきます。
彼はラン用のシャツとシューズを用意している徹底ぶり。
最年少の私が断るわけにもいかず、アツい中ランニング。

$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記

砂漠でのラン、気持ちいい~、には至らず(景色はとてもいいのですが)、
私は日頃の運動不足もあり、バテバテ。彼はひょいひょい走って行きます。
日の入りは素敵だったのですが、楽しむ余裕は皆無でした。
暑いし、軽い酸欠状態になったのでした笑

ラン後は、シャワー!!
これがあるから走ったのですが、板で区切られただけのスペースです。
方向によっては丸見え。
でも、持ってきた水が、お湯になってる!!
さすが砂漠!アツすぎます。アディスのホテルのお湯よりあったかいくらいでした。
水シャワーを覚悟していただけに、気持ちよかった~!!
(日が沈むと砂漠は寒い…)

そしてコックお手製のパスタを食べ(美味!)、就寝。
夜は例のベッドに横になります。夜と言っても8時過ぎ。でも辺りは真っ暗!

風が吹いており、暑くはありません。ハエも蚊もいない模様。
そして、一面の星空。ほぼ新月だったからでしょうか。月明かりもありませんでした。
ベッドがぼろいとか言ってたけど、これは最高の贅沢だー!!

地球の歩き方のコラムで、人は布団をかけて寝るけど、マサイ族は【星】をかけて寝る、
と言う話があり、まさにその通りだと思ってるうちに、爆睡してしまったのでした~。

さて2日目。
回りが明るくなってくるので、みんな6時前にもぞもぞし始めます。
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記

朝日もバッチリ!大河ドラマみたい!!
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記

朝ごはんを食べ、いざ出発!!
今回は3人のレンジャーと一緒に行動します。
レンジャーは銃を持っており、緊張が走ります。
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記
ちなみに真ん中で銃を持っているのがガイドのテディー。
過去に殺人事件があり、現在はツアーにはレンジャーの同行が義務づけられているようです。

そしてまず向かった先は、ダロールという場所。(海抜-160m)
車でダートロードを1時間強走ると、ごつごつした岩場が見えてきます。
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記

その岩場に車を泊めてから歩き始め、20分くらい登ると。。。
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記
なんじゃこりゃ!?!?

ロンプラには、『Welcome to Venus』、と書いてありますが、
確かに地球のモノとは思えない!!

金星へようこそ!
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記

塩酸がグツグツ噴き出しており、岩の色が変わっています。
黄色&赤&茶色と、なんとも不思議!!
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記

毎日、酸の状態によって見た目は変わるとのこと。
超不思議!!!ここは確かに金星かもしれません。

というか、めちゃくちゃ暑い!!40度弱あるのではないでしょうか。
そして赤道直下に近い太陽は過激です。容赦なさすぎる。

巨大な目玉焼きみたい
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記

私の会社のユニフォームの色と一緒!
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記
ケミカルな色や~。

鳥も死んじゃってます。アツいし、酸に着陸したらさすがに…
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記

兵士のお二人と
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記
彼らは水も少量だし、本当に強かった!

金星から更に20分くらい歩いた先には、イタリア軍が駐在していた時の跡地が。
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記
ジープも風化しまくってます。。

そこから引き返し、90分程度の金星探索を終了。その後、ピッコロさんが修行しているような場所で昼ごはんを食べたのでした~。
$河野 有の『人生波瀾爆笑!』日記

この続きはまた次回。次回はもっとすごいです!!