社員にとって、会社をディズニーランドにする4つのポイント

社員にとって、会社をディズニーランドにする4つのポイント

皆さんにとって、ディズニーランドって、どんな場所でしょうか?
ファンタジーを感じられて、ワクワク・ドキドキする楽しい場所で、何度も行きたい場所だと思います。

今回は、【会社を社員にとってのディズニーランドにする】、という点で考えてみます。

人生の大部分を過ごす会社を、ディズニーランドに出来て、みんながワクワクしながら出社できたら、なんと楽しい事でしょうか。

コロナウイルスの影響もあって、オンラインのみで仕事が出来る、という時代になってきました。でも、ディズニーランドはオンラインにならないのだろう、と考えています。オフラインの強みを最大限活かした秘密があるはずです。

ディズニーランドの構成要素

ディズニーランド化を考えるにあたって、構成要素を確認してみます。

  • キャスト
    ディズニーと言えば、人、ですよね。教育システムもとても有名です。
    パーク内で生き生きと働いている人たち、というのは非常に重要です。
  • セット
    世界観を表したセットも、大事です。退屈な待ち時間でさえ、楽しいものにしてしまうディズニーランドはやはり偉大ですね。
    小さい話ですが、入口から、少し上り坂になっている、というのも、素晴らしいこだわりだと思います。(行きはテンションが高く、どんどん進めるが、遊び疲れた帰りに上り坂だとかなり大変なため)
  • キャストとセットの統合されたコンテンツ
    アトラクションに乗っている時や、ショーを見ている時、ワクワクしますね。キャストがセットと一体となって、”エンタメコンテンツそのもの”、になるのだと思います。

構成要素を会社に当てはめてみる

働いてくれている社員のことを、ゲストだと考えてみましょう。実際、いろんなプロジェクトを進めてくれる社員がいるからこそ、会社が存続できます。
ここでは、構成要素を会社に当てはめてみましょう。

  • キャスト=経営陣
    社員を出迎える、ホストする、と考えると、経営陣、という事になるでしょうか。ディズニーランドにおけるキャストのように、経営陣がミッションに燃え、生き生きとしている事はとても大事だと思います。
  • セット=働く環境
    会社に置き換えると、働く環境、となるでしょうか。オフィス内の働く場所の設計だけでなく、PCや机・椅子なども当たります。また、ワークルールなどもセットにあたるのではないでしょうか。
  • キャストとセットの統合されたコンテンツ=仕事
    ディズニーランドでいう、参加者が楽しむ、エンタメコンテンツ、と考えると、会社では、”仕事”になるかと思います。やりがいがあって、楽しい仕事があれば最高ですが、何気ない仕事も、そう感じてもらえるような工夫も必要かもしれません。(ディズニーランドでは、清掃の方のモチベーションも高く、エンタメ能力も高い)

会社をディズニーランド化するための4つのポイント

経営陣(=キャスト)自らが仕事を楽しむ

キャストが仕事を楽しんでないのは、全然ディズニーランドではないですね。キャストが、仕事が楽しくてワクワクしてしょうがない、と思ってないと、社員(=ゲスト)に雰囲気が伝わります。
時に、テンパってピリピリしてしまうこともあります。日々反省ですね。

経営書にも、本当に多くの言葉があります、
『リーダーは高速で動き、みんなを照らす太陽であれ』(相川佳之『情熱経営』より)
『経営者は社員の300倍会社の事を考えろ』(孫正義『事業家の精神』より)
『会社は何よりも、そこで働く従業員のためにある』(稲盛和夫『心。』より)

つらい事も多いですが、日々楽しんでいきましょう。

ミッションや目標をみんなで共有する

これも、非常に大事です。大きな目標を共有する事によって、言い方が悪いかもしれませんが、”作業”が偉大な”仕事”になります。ディズニーでいう、道案内や清掃が、ゲストの感動を生むサービスになるのです。

コピーにしても、この企画書のコピーの体裁が、先方を感動させることになるのかもしれない、と考えて動く人が多いと、おのずと会社もいい方向に向かうはずだと思います。

出来る限りセットを整える

もちろん使えるお金には限りがあるのですが、範囲内で、働く環境を整える事も大事ですね。
整理・整頓・清潔はもちろん、PC・机・椅子など、ハード部分も快適に。そして、ワークルールの制度など、みんなの要望をうまく取り入れながら、お金と相談しながら、セットを整備していかねばならないですね。

仕事を作れる環境を整える

エンタメコンテンツにおいて、参加型の体験は非常に好まれます。(弊社は旅行会社ですが、旅行業において、”体験”という言葉は、非常に大きなテーマです。)
社員全員による参加型で、仕事や会社を作っていける状態にすること、も大事でしょう。よく、風通しを良くする、とか言われますね。

私の前職では、『仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない』(吉田秀雄『鬼十則』)が、常に一番目に書いてありました。
与えられた仕事だけでなく、創っていく仕事が増えていく事で、会社も成長していくはずです。

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今回は以上です。

会社は人。他にも、まだまだやらねばならないことはあると思いますし、自分たちがやれてないことも多いのですが、書いてみました。

会社をディズニーランド化しよう!